潜在性甲状腺機能低下症 症状

潜在性甲状腺機能低下症の原因と症状と治療法

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甲状腺刺激ホルモンの値が高いのに甲状腺ホルモンの値が低い状態を甲状腺機能低下症といいます。
それに対し、甲状腺刺激ホルモンの値が高いのに甲状腺ホルモンの値が正常な状態を潜在性甲状腺機能低下症といいます。
潜在性甲状腺機能低下症の原因はほとんどが橋本病です。
橋本病とは自己免疫の異常が原因で甲状腺に炎症が起きる病気で、慢性甲状腺炎ともいいます。
橋本病を発症するメカニズムはまだはっきりとは解明されていませんが、ある特定のリンパ球が甲状腺を攻撃することで発症するという説があります。
橋本病を発症すると甲状腺の機能が低下するので甲状腺ホルモンを作る能力も低下します。
そのため、潜在性甲状腺機能低下症を発症するようになるのです。
また、橋本病が進行するとますます甲状腺の機能が低下するので甲状腺機能低下症を発症することがあります。
潜在性甲状腺機能低下症はその他にも甲状腺の手術や心臓病などの治療薬、昆布などに多く含まれているヨウ素の過剰摂取などが原因で発症することもあります。
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甲状腺ホルモンの値が高かったり低かったりすると様々な症状が現れるようになりますが、潜在性甲状腺機能低下症は甲状腺ホルモンの値が正常なので基本的に自覚症状はありません。
しかし、潜在性甲状腺機能低下症を放置していると脂質異常や骨密度低下などの症状が現れることがあります。
脂質異常は動脈硬化の原因になるので将来的に脳梗塞や心筋梗塞などを発症する可能性が高くなりますし、骨密度が低下すると骨が折れやすくなるので将来的に骨折する可能性が高くなります。
また、一部の患者には体力や運動能力の低下や倦怠感、思考能力の低下などの症状が現れることもありますが、これらの症状は加齢によるものと判断されやすいので注意が必要です。
潜在性甲状腺機能低下症を発症しても特に治療をせずに経過観察をして様子を見るのが一般的ですが、上記のような自覚症状がある場合は治療として甲状腺ホルモン剤を内服することがあります。
また、特に自覚症状がなくても将来的に脂質異常や骨密度異常などの症状が現れる可能性が高いと医師が判断した場合は治療が必要になることもあります。
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